デザインエッグ株式会社、新サービス「Selections」リリースについて

2010年5月に創業したデザインエッグ株式会社は、「世界初のサービスのみをつくる」ことを企業理念とし、これまでMyISBNやKampa!など多様なWebサービスを開発・提供してまいりました。
このたび、飲食店向け多言語メニュー表翻訳サービス「Selections(セレクションズ)」をβ版としてリリースいたしました。

背景と開発の経緯

近年の訪日外国人の増加に伴い、多言語対応の必要性は高まっています。しかしながら、特に個人経営や小規模店舗においては、コストや手間の面で対応が難しく、結果として外国語を話すお客様への対応に課題が生じています。

例えば、焼鳥の「もも」「皮」といった部位の違いは、単に「chicken」と表記するだけでは魅力や正確さを伝えきれません。一方で細かく翻訳すると、「せぎも」は腎臓となりますが、病院で耳にするような専門的な言葉で説明されても食欲はわきませんよね。正確であることは大切ですが、メニューにおいてはそれが必ずしも適切とは限りません。食べてみたいと思わせる、魅力的な説明こそが重要なのです。

こうした現場の課題に応え、より豊かな情報と体験を提供したいという想いから、スマートフォン撮影だけで多言語メニュー表を生成できる「Selections」の開発に至りました。

サービスの特徴

「Selections」は、以下の機能をワンストップで提供するサービスです:

  • スマートフォンで撮影したメニュー表からの OCR(文字認識)
  • 翻訳処理(英語・中国語・韓国語・スペイン語・タイ語の5言語対応)
  • スマートフォン向けメニュー表の生成
  • 店内掲示やテーブル設置用の QRコードの生成

寿司、焼鳥、ラーメン、和食・洋食・居酒屋など、幅広いジャンルに対応しており、現在 β版として無料でご利用いただけます。

私たちの目指すもの

デザインエッグ株式会社は、これまでも「まだないサービス」を形にすることに情熱を注いできました。今回の「Selections」においても、訪日客と飲食店の間の“伝わらない”を“つながる”に変えることで、業務効率やお客様満足度の向上を実現します。
さらには、日本の料理文化の奥深さや背景も含めた情報を伝えることが、訪れる方々にとっての理解と喜びにつながると考えています。

今後も「Selections」の継続的な改善や拡充に努め、小規模店舗の国際化への一助となる存在を目指してまいります。

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